2006年02月18日

数学再挑戦

suugaku.jpg
図書館で見つけたので借りてみた。
高校の数学は、よくこれで単位が取れたものだと思うぐらい
理解した、という感覚がない。
公式に当てはめるだけで何とかうまくこなしたからか。
だから三角比など、この本を読んではじめて
あー、そういうことだったのか、とわかった。
いまさらながら5円玉の穴の大きさで太陽の直径を測るなど、感動。

わかったけれどまだまだ使いこなせない。
「数学は暗記科目やで」と誰かが言ってたけど
暗記というより、慣れて使いこなすことが必要なのだな、と思う。
だとすると、この本だけでは練習量は全然足りない。

とりあえず「こんな記号、あったな」と思い出させてくれて
それはどんな意味だったのかと言うことを教えてくれる。
範囲が広すぎるのだから、それで十分だと思う。
けど、本当はこれを読んだだけではわからないことも多い^^;
このわからないところを・・・誰かが教えてくれたらうれしいんだけどなぁと
私の目のうろこは堅く張り付いたままで、
頭の中には前よりもっとたくさんのわからない記号が浮遊していくのであった。
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「ベジマニア」長尾智子

bezimania.jpg
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「生の科学 死の哲学」養老孟司

seinokagaku.jpg
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「話せばわかる!」養老孟司

hanaseba.jpg
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2006年02月01日

養老孟司の<逆さメガネ>

sakasamegane.jpg
ゆっくり文章を書くという時間がなかなか持てない。
ので、とにかく印象に残ったところだけでも
書き残しておこうと抜き出してみた。
(原文そのままでなく私の言葉になってるところもあるかも)

 よいことは人に知られないようにやりなさい。
 教育は無償の行為

 現代の「知ること」その大前提は、自分で本質的には変わらないと信じること。 
 変わらない自分がものを「知る」とするなら、それは変わらない自分に知識が付け加わる、
データベースが増えるということ。それなら知は技法でいい。(が)
 知るということは本質としての自分も変わるということ。
 現にここにいる自分、それがいつでも自分。ただしそれはひたすら変化する。

 個性とは身体にある。ふつうは個性とは心だと思っているが
 心とは共通性そのもの。

********************** 
とってもおもしろかった。
変わる自分、変わらない自分のところが特に。
今、自分で意識してる、自分が思うところの自分を大事にしすぎて
諭し、改めるよう促すと「自分が自分でなくなる」というように
抵抗する人が多いような気がする。
でも、変わり続けてるんだよね、本当に。

「個性」についての箇所は私にはスッと
気持ちよく入ってきたのだけど
まだ自分の言葉に変換できてないから
どこがどう面白かったのか、人にはうまく伝えられない。
でもここんところは「逆さメガネ」の題がぴったりだ
と思ったので、まだ読んでない方に読んでみてほしいと思います^^
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2006年01月09日

ほめるな

ほりさんにだいぶ前に教えてもらった「ほめるな」を読んだ。
(いつもそうですが私のは書評でも感想文でもなくただの読後文です^^;)

取り上げられている例は極端かなと感じないでもないが
実際「ほめて育てる」は今の日本では主流の考え方というか
推進する人は多いので、例のように一挙手一投足をほめるような教師もいるだろうし
叱ることをせずほめることしかしない親もいるだろう。
斯くいう私も長い間「ほめる教育」の呪縛にもがいていたような気がする。

だいたい私は人をほめることが好きなのだ。ということに今朝気がついた。
もちろん人を貶すこともする。その後自分のいやぁな部分に後味の悪い思いをする。
人をほめることは気持ちがいい。笑顔ですごせる。これは大きい。

でも人を育てようとする時、自分の楽さを選んで「ほめる」中心で育てることには
弊害があるのでは、とここ数年考えてきたことを
「そうそう、ほめるということを別の角度からみてみようね、ほら」と
改めて考えさせてくれた一冊でした。

* * * * *
ずいぶん前のこと。母と同年齢の人から
その人の娘とそのお姑さんが不仲だという話を聞いた。
「あの子はほめてやるとちゃんとできるんだから
ほめて使ってくれればいいのに」という言葉を聞いて心の中で首を傾げた。
その娘さんは最初の就職先でも女性の先輩とうまくいかず辞めていた。
母親の方は、自分が苦労して生きてきたから
娘にはいやな思いをさせたくないと思っていたようだ。
世の中ほめて育ててくれる人ばかりじゃないってこと
自分は知っていたはずなのに娘の周りの人にはそれを要求していた。
あれから約20年経って、母親の方は相変わらずだけど
娘の方は遠くから見る限りでは成長しているように思う。

どんな風に育てても結局はその子自身の子供力で
伸びも曲がりもするだろんだろうけど、育てようとする方としては
良いとされていることを言葉だけ聞いて実行し続けるだけでなく
本当にそうかな、と考えて違う面から見てみることも必要だと思う。

この本で一番心に残った言葉は「自立支援」
ほめるだけでは身につかない能力があること
それが一番大事な「自分で生きていく強さ」であることを再考させられる本でした。

---------追記-------------
ほめるのが好き、と書いたが好きというより体質なのかも、と思った。
posted by ぴよ♪ at 17:09| Comment(9) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月08日

日本のこころ「私の好きな人」天の巻

この本は昭和電工の名誉会長さんが
『先人たちの理想と倫理を思い起こし
その先人たちの「美しい生き方」を習わなければいけない』
と、次世紀次世代の人に伝えるために刊行された本で
ほかに地の巻 水の巻もあります。

まず、誰が、誰のことを書いているかという目次を見るだけでも
ものすごく興味を惹かれます。
この天の巻では、聖徳太子を中西進 親鸞を梅原猛 
志賀直哉を阿川弘之 田中角栄を後藤田正晴などなど。
どれも書かれている方も、執筆者も魅力的です。

井深大さんの項の執筆者である桜井洋子さんは
NHKのアナウンサーの方らしいのですが
関東地方のニュース担当ということで私の知らない人です。
TV番組の取材でインタビューをしたことから
井深さんについて書いておられるのです。

「相槌ひとつで相手がどの程度理解しているかがわかってしまう。
極端なことを言えばインタビュアーの全人生全人格があらわれてしまうのだ。
大切な一言を聞き漏らしてはいけない」という緊張感と真摯な態度が
伝わってくる、と同時に、話だけでなく井深さんの存在そのものを
しっかり見つめる冷静な視線、すべてを受け止めようとする
度量の広さ、度胸までも感じられて、
桜井さんという人にも大変好感が持てました。


これだけの執筆者を集め歴史上の人物を紹介しようという
本の製作者の意欲、日本という国を大切にする思い
伝承の重要性などいろんなことを感じ
「がんばろう、日本人!」と強く思うのでありました。

と、安易なまとめ方ですいません^^;
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2005年10月13日

徒然草

めもめも

「身死して財残る事は、智者のせざる処なり。(略)
朝夕なくて協(かな)はざらむ物こそあらめ、
その外は何も持たであらまほしき。」

「花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは。
雨に対ひて月を戀ひ、
垂れこめて春の行衛知らぬも、
なほ、あはれに情深し。
咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ
見どころおほけれ。(略)
すべて月・花をば、さのみ目にて見るものかは。
春は家を立ち去らでも、
月の夜は閨のうちながら思へるこそ、
いとたのもしうをかしけれ。」

「若きにもよらず、強きにもよらず、
思い懸けぬは死期なり。
今日まで遁れ来にけるは、ありがたき不思議なり。
暫しも世をのどかには思ひなんや。」

「されば、人、死を憎まば、生を愛すべし。
存命の喜び、日々に楽しまざらんや」
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2005年09月06日

源氏物語

あう〜。。。
挫折してしまひそふだぁ〜〜。。。

前に「読もうかな」と書きまして
図書館で予約して手に入れました。

うぅ。。。
まだ5冊のうちの1冊目ですねん。

京言葉を読むのは楽しいです^^
でも関西弁に縁の無い人たちにはつらくないかな。
大阪に住む私でも京の書き言葉は頭の中で男声に変換しにくい。
日本語は主語があいまいなので余計にややこしい。
小説のCDとか、あるんですよねぇ、
あんな風に耳で聞けるものの方が趣があって
雰囲気がよく伝わるのではないだろうか。
京言葉を楽しもう、と思う人にはよいと思います(∩_∩)

24時間遊ぶのは現代人だと思ってたら
こんな昔々の人も本当に夜が明けるまで遊んでたのね。
今のように煌煌と明かりがあるわけじゃないだろうに。

ロマンスよりアクション映画のほうが好きな私には
やっぱしキツイです(-_-;)
なんでこんなに気が多いねん!
自制心というものはないのか!
やんごとなきお方だから自制する必要もないんかも知れんけど。

前に読んだ「オニババ化する女たち」の中で
『男と女の関係なんて絶対にそれしかないと思ってますから』
ってのがあって、私には違和感があったんだけど
同意できる人には楽しい話かもしれません。
(けしてばかにしてるとかじゃないんですよ、
冬ソナより少林サッカーが好きなタイプだというだけですから)

最後まで読み通す自信がないので、まだ1巻の途中なんですが
とりあえず書いときました(^^;
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2005年07月29日

「より道 わき道 散歩道」河合隼雄

久しぶりに河合隼雄さんの本を読みました。
前にTVの吉本ばななさんとの対談を見ましたが
その時の話から入ってるのでとっかかりやすかったし
軽い感じの文章で、気楽に読み進められました。

いい話はたくさんあるんだけど、中でも私が好きなのは
「心と心が通じる体験」という一編。

TV番組の企画で母校の子供たちに授業をした時の話。
30分番組のための2日間の収録のために
事前に全員の顔と名前を覚えるために名簿と
アンケート調査の結果を送ってもらった。
これだけでもすご〜〜くうれしくて泣きそうになったのです。
こんなことしてくれる先生がありがたい、と思ったのでした。
(もちろん、普通の学校生活で教師が
新学期が始まる前に子供の名前を覚えるのは当然なのですが)

河合さんのような偉い^^先生でも
不安になったり緊張したり反省したりしはるのもうれしかった。
今までに数え切れないくらいたくさんの人に会っていても
一つ一つの出会いを大切にしたはるんやなぁということが伝わった。

そして、たとえば「道徳の授業」だけでなく
音楽をやったり、読み聞かせをしたりしたことで
かえってテーマがぼやけたのじゃないかと心配した先生に
「絵本の中にも、音楽の中にも心があるし
心ということが大切とわかる」と答えた子供たちがまた素敵。

これは河合先生の授業がすばらしいのはもちろん、
こんな風に捉えられ、それを発表できるクラスに
育てた担任がすごいんだということも感じられてうるうる。

********
ほかにも興味深い話がいっぱい。
一編づつ全部、思いが膨らむような読み方ができるエッセイ集です^^
posted by ぴよ♪ at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月20日

「バッテリー6」あさのあつこ

あうぅ。読んでから暫く経ってしまったので
記憶が薄れてしまった^^;けど、手元にあるうちに
簡単に再読しながら振り返ってみる。

野球のこと、通り一遍のルールぐらいしか知らない私だけど
このシリーズは熱中して読めた。
イメージが頭の中で映画になる。
描写が細かい。
心の襞を表す描写も細かい。

ただ6巻は、その細かさがちょっとくどく感じられて
正直に言うとちょっと違和感が無いわけではなかった。

作者の中ではきっと登場人物一人一人の性格がしっかり作られていて
主人公が物語の中で動いている裏で、本文に出てこない脇役たちがそれぞれ生活していて
舞台に出てきた時、生き生きと動く。
それはいいことなんだと思うけど、登場人物が多いから
物語にすっきり感がないというか落ち着きがない感じ。
私の頭が悪いからかも知れないけど^^;

巧の弟青波は1巻で兄よりすごいかもしれない才能を
うかがわせる描写が多くあった。
だけどそれは結局思わせぶりなまま終わってしまった。
たとえばそういうこと。

スポットライトが多すぎるような気がする。

中学生男子ってこんなに濃いやろか。
うちの息子どもと比べてはいけないけど。


終わり方も思わせぶりで^^;
ま、こんなんもありやとは思うけど
もっとスパーン!と結果を言ってくれた方が気持ちいいかな。
よく使う手だな。と思ってしまった。
結果は読者がいいように作ればいいってことか。

でもまぁ、スポーツに賭ける人間物語としては
面白かったと思う。
いろんな性格の男子を書きすぎるぐらい書けてました。
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2005年07月16日

メモ

源氏.jpg
本屋にも図書館にも本はいっぱいありすぎて
どれを選べばいいのかわからないから
私は新聞の書評をよく活用する。
今日は源氏物語の京言葉で訳したものの評が載っていた

源氏物語の現代語訳付き文庫本は昔うちにあって
父の本なんかほとんど読まなかった兄が読んでいた。
私は小6のクラスで野菊の墓の紹介文を書かなあかん役に当たってしまった時
恋愛物は私の体質に合わんと気づいて以来その種の本は避けていた。
駅でタダで配られていたハーレクインロマンスを読んだ時も
(もらったので、そのまま電車の中で読んだ)激怒(なんでやねん^^;)
源氏物語もその類やと決め付けていて、まだ読んでなかった。

枕草子は原文も田辺聖子の「春はあけぼの」も
結構面白かった記憶があるんだけど
源氏はなぁ〜〜

ま、食わず嫌いってこともあるかも知れんので
京言葉が好きやし、今度会ったら手にしてみるつもり。
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2005年07月09日

BOOK BATON〜文学の罪

あひゃ〜。公開したまま途中保存しちゃいましたがな^^;
失敗失敗^^;

あか虫りんりんからBATONをもらいまして^^;
今度は本のバージョンが回っとるんですな。

私は超忘れん坊なので、自分の覚書にBLOGの左下の方に
「ぴよ♪の本棚」を設けて思いつくだけ入れてるのでした。
んでも、何冊か、ピックアップするという作業はまた面白いので
やってみました^^
あか虫ちゃん、回してくれて、ありがとう(∩_∩)


『BOOK BATON 〜 文学の罪』!!!


◎持っている本の冊数
だいたい子供の頃から図書館を
自分の本棚のようなもんだと思っていたので
冊数と読んだ本の数はまったく一致してません。
今は100冊もないんじゃないかな。わかんない^^;

◎今読みかけの本or読もうと思っている本
「歴史の読み方」 樋口清之 ごま書房
 ・・・この前図書館で見つけた歴史雑学書みたいなのん。
   ほぼ終わりかけ。

「もっと知りたいお菓子作りのなぜ?がわかる本」相原一吉 文化出版局
 ・・・だいたい図書館に行ったら読み物を何冊か、と
  食べ物関係の写真つきの本とガーデニング、インテリア関係の本を
  いっぺんに借りてきて、気分に合わせて読んでます。  

◎最後に買った本
最後に買ったのは「美人の日本語」
一番最近読み終わったのは「バッテリー6」
これも感想文、書きたいな、と思ったまま時間が取れないでいます^^;

◎特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
1.「竜馬が行く」司馬遼太郎
 ・・・昔の日記にも書いたけど、司馬さんと宮城谷さんは
  私の考え方の土台になってると思います。
  小6の時、毎月1冊づつ文庫の初版本が出るのを心待ちにして
  お小遣いで確か8ヶ月かかって一冊380円だった竜馬に会いました。
  でも、今読んだらなんだか、小学生にはちょっと^^;な内容で・・・
  てゆーか、今の小学生はもっとすごい漫画とか読んでるもかもしれないけど^^;

2.「好胤説法」高田好胤
 ・・・私は仏教徒でもキリスト教徒でもないですが
  好胤さんのお話は好きでした〜。
  気持ちしんどくなると、ここに帰りたくなる、って感じです。

3.「孟嘗君」宮城谷昌光
 ・・・主人公の孟嘗君もすごいんだけど、義父の風洪が
  とても魅力的。文章の中の人物にオーラを感じる、
  その作家の力にも惹かれて、手に入るすべての宮城谷作品を読みました。
  
4.「シッダールタ」ヘルマン・ヘッセ
 ・・・ゴータマ・シッダールタの偉人伝的なものかと思ったら  
  そうではなく、ヘッセの創作した人物だそうな。
  読んだのは20年ぐらい前だと思うけど
  壮大な平原、大河の雄大な流れの中にいるような
  心の広がりを感じる読後感。
  あまり読み返してはいないのだけど、いつも身近に置いてある本です。

5.「中国古典文学大系 歴代笑話選」
 ・・・父の本棚の本はほとんど手当たりしだい読んだんだけど
  古典文学大系はやっぱりコドモには難しかった・・・。
  その中にあって、これだけはわかった^^ 
  (あと唐詩選もちょっと好きだった)
  同じぐらい、日本の「古典落語」って本も
  何度も何度も繰り返して読んだなぁ〜(トオイメ)

う〜ん、でも5にこれを入れるよりもっと
ぴったりするのがあると思うんだけど
今は思いつかないので
もしかしてあとで思いついたら書き換えるか書き足すかするかも^^;


◎次に回す人
みらり〜ん、時間があったらやってみて〜(∩_∩)
あと、Musical Batonを回したみなさんは本もお好きだと思うので
聞いてみたいところですが、どうでしょー。
もし、興味と時間がおありだったらバトン、受け取ってくださ〜い♪
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2005年06月27日

「香乱記」宮城谷昌光

香乱記.jpg
秦が倒れ漢が成立する前の激動の中国
時代の本流からは外れたところに理想的な人物がいた。
だれから見ても魅力があり、こんな人の下で働いてみたいと思われるような人
斉王の子孫田儋(でんたん)、田栄、田横。

読み進むごとに田横に惹かれていく
けど、歴史上この人が消えてしまうことはわかっているから
いまいちのめり込むことができない。
ハッピーエンドが好きな私としては
さわやかな読後感を持つことはできなかった。

いい人が必ずしも幸せにはなれない理不尽さ
ずるく、人をだまして生きても罰が当たるわけではないことへの苛立ちが
筆者が田横を魅力的に書けば書くほど私の中でもやもやと渦巻く。

いつの世もそう、だから、宗教とかで
善い人は天国へ、悪いことをすれば地獄へと教えることで
人がお互いに生き易い行動をとるように導こうとするのだろう。
(じゃあ「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや。」は
どないなんねんて話ですが^^;)

結局どう生きるか、自分の意思で選ぶということで納得し、
結果がどう出ても受容するだけの心構えでいるのがいいかな、と
話から外れたところで思う。

読んでいる私は田横を好きになりそうな自分にブレーキを
かけてしまってたけど
もし実際この時代に生きていたとしたら
やっぱり負けることがわかっていても田横の所で働きたいと思うだろう。
司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読んだ約20年前は
劉邦と一緒にもろ肌脱いで「たあちゅう!」と叫びたいと思った^^;
(あれ?ちょっと違うかな?)
劉邦に対する見方が全然違っていて意外だったけど
そういえば司馬さんの小説はたしか項羽が負けるところぐらいで
話が終わってるんだった。
漢を樹立するまではすごい人材が集まり
時代が劉邦を押し上げた感じがするけど
武帝と呂后の、そのすごかった人材のその後の対処は
残虐極まりないよなぁ。
そこから逆算すると、初めに意外と思ったことも
腑に落ちる気がしてくる・・・。

中国には長い長い歴史があって、
すばらしい人や学ぶべきエピソードがいっぱいある。
今の中国政府高官ももちろんこんなこと常識として身についてると思うのに
・・・なんだかなぁー、な今日の外交ですこと。
posted by ぴよ♪ at 07:24| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月22日

「象の背中」秋元康

まだ本にはなっていないのですが

産経新聞の朝刊の連載小説です。

秋元康といえば「おニャン子クラブ」とかお笑いの脚本を書いてた人
という知識しかなかったのですが
この連載を読んで、あら、まじめな話を書く人だったのねと
初めて知りまして。
ほんで、本屋さんで、この人のほかの作品を探してたら
見つかったのが「着信アリ」というホラー物で^^;
ホラーは苦手なのですぐ棚に戻しました。

「象の背中」はがんを宣告された主人公の心理を
細かく描写しているところが気に入って
毎朝しっかり読んでいるのです。
大学生と高校生の子供がいて、奥さんも大切だけど
愛人ともしっかり心で結ばれているというようなおじさん。
仕事もバリバリの管理職だったのに病に斃れ
今はホスピスでモルヒネを打ちながら最期を迎えようとしている。

眠っている時間が多くなり、
「もういいや」と思った時に死が訪れるんだろうという感じは
二人の父を見送った私も同じように持ちました。

ホスピスのお医者さんとの会話
「何もせずに死を待つだけでいいということはない
生きるということは意志を持つこと」
「リビング・ウィル」という言葉は生きるということについて
考えたがる私をまた揺り起こすきっかけにもなっています。

ただ、
---(入院仲間が亡くなったことに対して)
---悲しいという感情が湧かなかった
---「悲しい」は優越感の上に成り立つもので、
---あくまで哀れみの気持ちなのだ
という部分には、何か違和感を感じました。

その人の死を悲しいと感じなかったのはもうすぐ自分がなくなったその人に
近づくことがわかってるからじゃないのかな。
「死」が人と人を引き離すのは悲しい。
死ぬ方であっても、生に残される方であっても。
この人だって愛する者たちとの別れを考えた時は
「悲しい」と感じるんじゃないかな。
それは哀れみだろうか、自分からの視点でも、子供からの視点でも・・・。
う〜ん、優越感と悲しみは私の中ではそんなに近いものじゃない。

悲しいのは人の痛みを自分のものと感じた時かな
と、今の私は思ってる・・・。

なにはともあれ
7月から新連載なのでもう少しで話は終わります。
主人公が日々どう思いながら過ごすのか
秋元さんがどういう風に描いていくのか、興味深いです。
posted by ぴよ♪ at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月14日

「家庭で楽しむ韓国精進レシピ」

韓国精進.jpg
韓国にも精進料理があるというのははじめて聞きました。
韓国料理といえばにんにくというのが当然と思っていましたが
精進ですから、にんにくなどのいわゆる五葷は使っていないそうです。
豆腐ジョンとかトッポッキがおいしそうでした(∩_∩)
もやしをよく使うのですね。
チゲやエゴマのすいとんなども身近な材料でできそうなので
挑戦してみたくなりました^^
posted by ぴよ♪ at 19:29| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月07日

「美人の日本語」山下景子

美人の日本語.jpg
久しぶりに、図書館ではなく自分で購入した本です^^
365日すべての日に言葉を当てて
短いエッセーを書いてあるもの。
題名がちょっと気恥ずかしくて
女性専用車両に乗る時のような
ちょっとした抵抗感はありましたが^^;
目次に並んでいる言葉たちがとてもきれいで
この単語たちが美人なんだ、と納得して買いました^^

花橘 青楓 偲び草 水琴窟 澪標 想紫苑・・・等々
目にもきれいな日本語を、日常あまり使う機会は無いけど
心のつぼにいっぱい入れといて
時々一人で取り出して眺めるのもいいかなと思います。
posted by ぴよ♪ at 07:08| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月12日

「SHOJIN 野菜は天才」

457920803X.09.TZZZZZZZ

苦手な掃除よりも^^;料理の方が好き。
だけど毎日毎日食事の支度を楽しめているわけではない。
手を抜くことも(しょっちゅう)あるし^^
ちょっと料理に厭きたりすることもある。

でもたまに、美しい料理写真を見ると「作りたいなぁ〜♪」って
ルンルン(死語)とまな板に向かうことができて
気持ちリフレ〜ッシュって感じでまた元気が出てくる。

月心居のお料理写真はカラーなのに
白黒の世界のような趣があって
落ち着いてるのに芯は熱い、力強さを感じる料理写真です。

ググッてみたら満菜さんの月心居の紹介が
トップで表示されました。
こちらです
posted by ぴよ♪ at 09:09| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月26日

「オニババ化する女たち」三砂ちづる

「オニババ化する女たち」三砂ちづる
う〜ん。惜しいなぁ。
目の付け所はいいのに使い勝手がよくなくて
売り上げで他社に勝てない電器屋さんのsha○pのようだ。
いや、この本はネーミングのインパクトで売れてはいるようですが。
月経のこととか出産、女性の体をまず考えようという主張には
知識をもらったり納得できる部分もあるのだけど
こういう書き方をしたら、かえって反発を買ってしまって
本当に推進したいことを聞いてはもらえないんじゃないだろうか。

*********
びわさんの そーんなワタシのうだうだ記録に
トラックバックさせていただきました☆



若い体の方が出産に向いてるってのはわかる。
赤ちゃん抱っこするのも重くて腰が痛いし
走り回る2、3歳児を追いかけて捕まえるのも大変だと思う。
若いうちに生んで、子供に手がかからなくなってから働けというのは理想的。
だけど、それも言葉の使いようで、
「大した仕事をしているわけではない」
「こんな仕事のためにリプロダクティブライフを無駄にしたのかと気づいても遅い」
などと言われたら「じゃあ大した仕事ってどんなもの?」って聞きたくもなる。
若い間に出産する母親を増やしたいというのなら
例えばアムロはがんばってるよねとか、松田聖子は娘と仕事もできてるねとか
「いいな」と思える見本を示してくれた方が寄って行きやすいのではないかな。

月経血を自分でコントロールする方法は、できたらいいな、と思うし
著者がブラジルで推進してきたという自然な出産、自分らしい出産なんて
16年前に聞いときたかったよ、と思える内容です。

でも、全体的には後味がよくないな。
なんだか、戦時中の産めよ増やせよのスローガンみたい。
生むことに重きを置きすぎて、育てることに対する視点が足りない。
断言が多いところもちょっと辛いかな。

女性性を大切に、というところは共感できるんだけど
「男と女の関係なんて絶対にそれしかないと思ってますから」
あ、あ、そーなんですか・・・?って・・・^^;
不妊に関する考え方も知識もちょっと浅くはないですか、と思っちゃう。

話題になった「負け犬」を、私はよく知らないけど
当事者が自虐的な笑いと反省と開き直りと、同じ立場の人を応援するような
意味合いを込めた呼び方をしたものだと思っているのですが
この本は、自分はその範疇に入らないという立場にいて
同性(仲間)であるはずの女性をオニババ呼ばわりする
悲しい本になってしまいましたが、子供を産むのは楽しいよ、と
陣痛出産を怖がる若者にはエールを送る内容になってるのかもしれないです

byぴよ♪

*******************************************************************************続きを読む
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2004年12月31日

「人は負けながら勝つのがいい」

山本周五郎、いいなぁ。
これは短篇集で、心温まる話がいくつもあるんだけど
「松の花」がとても好きだった。

妻に先立たれた武士が、亡くなったばかりの妻の手に触れ、
その荒れように驚く。
また、下働きの者の妻たちが、その死を悼んで泣く姿にも驚き、
自分が如何に妻を知らなかったかに気づく。
当たり前だと思っていた日々は、自分には見えない妻の働きによって
支えられていたことを知る。というような^^
さりげない日常の重みを静かに説いてくれる作品集です。
posted by ぴよ♪ at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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